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06月07日-01号

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  1. 日進市議会 2022-06-07
    06月07日-01号


    取得元: 日進市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-16
    令和 4年  6月 定例会(第2回)        令和4年第2回日進市議会定例会本会議[6月7日(火)]1.開会式       令和4年6月7日(火)午前9時30分                   議長挨拶                   市長挨拶1.開議        午前9時34分 議長宣告1.会議に出席した議員         1番 山田久美        2番 舟橋よしえ         3番 白井えり子       4番 大川 博         5番 武田治敏        6番 水野たかはる         7番 ごとうみき       8番 坂林たくみ         9番 山根みちよ       10番 道家富好         11番 青山耕三        12番 小野田利信         13番 渡邊明子        14番 川嶋恵美         15番 古川ひさお       16番 大橋ゆうすけ         17番 宮田康之        18番 福安淳也         19番 萩野 勝        20番 永野雅則1.会議に欠席した議員         なし1.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  市長          近藤裕貴   副市長         水野隆史  教育長         岩田憲二   総合政策部長      萩野一志  総合政策部調整監    岩瀬雅哉   総務部長        石川雅之  生活安全部長      杉田武史   健康福祉部長      川本賀津三  健康福祉部参事     伊東あゆみ  こども未来部長     棚瀬浩三  都市整備部長      蟹江健二   都市整備部参事     伊藤信一郎  産業政策部長      長原範幸   産業政策部参事     吉川 浩  学習教育部長      加藤 誠1.会議に職務のために出席した者の職氏名  議会事務局長      伊東敏樹   議会事務局次長兼議事課長                                 山田 進1.会議に付した事件 議案第38号 日進市税条例及び日進市税条例の一部を改正する条例の一部改正について 議案第39号 日進市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について 議案第40号 日進市旧市川家住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について 議案第41号 令和4年度日進市一般会計補正予算(第4号)について 議案第42号 令和4年度日進市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について 議案第43号 令和4年度日進市下水道事業会計補正予算(第1号)について 議案第44号 工事請負契約の締結について(西小学校始め9校/特別教室等空調設備設置工事) 議案第45号 日進市固定資産評価審査委員会委員の選任について 請願第1号 核兵器禁止条約に日本政府の署名・批准を求める請願書1.議事日程  日程第1 会議録署名者の指名  日程第2 会期の決定  日程第3 諸般の報告       1 議長       2 副市長  日程第4 所信表明       1 教育長  日程第5 議案第38号から議案第44号までについて       (上程・説明)  日程第6 議案第45号について       (上程・説明・質疑・討論・採決)  日程第7 請願第1号について       (上程・委員会付託)1.閉議        午前10時34分 議長宣告        開会式     午前9時30分 開式 ◎伊東議会事務局長 ただいまから令和4年第2回日進市議会定例会の開会式を行いますので、御起立願います。 最初に、議長から挨拶があります。     〔議長 青山耕三登壇〕 ○議長(青山耕三) おはようございます。 令和4年第2回日進市議会定例会の開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様並びに市長をはじめ執行部の皆様には御出席を賜り、ここに第2回日進市議会定例会が開催できましたことに厚く御礼を申し上げます。 さて、本定例会に提案されます案件は、新型コロナウイルス感染症対策に関する補正予算を含む8議案であります。 いずれの案件につきましても、慎重なる御審議、御審査を重ねられ、適切なる御議決をいただきますようお願い申し上げるとともに、議会運営に格別な御協力をお願い申し上げて、開会の挨拶とさせていただきます。よろしくお願いします。 ◎伊東議会事務局長 次に、市長から挨拶があります。     〔市長 近藤裕貴登壇〕 ◎近藤市長 皆さん、おはようございます。 令和4年第2回日進市議会定例会の開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様におかれましては、本日の定例会に御参集をいただき、厚く御礼を申し上げます。 新型コロナウイルス感染症に関しまして、感染者数は減少傾向にございますが、再流行への警戒は続けていかなければなりません。一方、全国的に、これまで中止となっていた行事等が、感染防止対策を取りながら再開されつつあります。 本市におきましても、日進市消防操法大会の3年ぶりの開催や日進市歌謡連盟発表会、市内団体による料理教室などが久しぶりに開催されるなど、以前のまちの様相を一部取り戻してまいりました。 私自身もイベントや市民活動団体の総会などにも出席をさせていただくことが増えてきており、市民の皆様とお会いして、様々な御意見を伺うなど、そうしたよい機会であるということを改めて実感しております。 今後も感染状況をしっかりと見極め、感染防止対策社会経済活動との両立を目指してまいります。 さて、本議会に提案させていただきます議案は、8議案でございます。 内訳といたしましては、条例の一部改正が3議案、令和4年度の補正予算が3議案、その他議案が2議案となっております。 議員の皆様には、各議案とも慎重なる御審議の上、御議決、御賛同いただきますようお願い申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◎伊東議会事務局長 これをもちまして、開会式を終わります。 御着席ください。     午前9時34分 閉式-----------------------------------     午前9時34分 開議 ○議長(青山耕三) 開議に先立ち報告します。 本定例会では、新型コロナウイルス感染症対策のため、議員並びに執行部につきましては間隔を空けて着席をしております。 本日の出席説明員は、お手元に配付したとおりです。 ただいまの出席議員数は20名です。定足数に達していますので、令和4年第2回日進市議会定例会を開会します。 直ちに本日の会議を開きます。 なお、本定例会における古川ひさお議員に係る表決については、挙手を認め、起立したこととみなします。 本日の議事日程は、お手元に配付した日程表のとおりです。 これより本日の日程に入ります。----------------------------------- ○議長(青山耕三) 日程第1、会議録署名者の指名を行います。 会議録署名者は、会議規則第88条の規定により、議長から1番山田久美議員、2番舟橋よしえ議員を本定例会の会議録署名者に指名します。----------------------------------- ○議長(青山耕三) 日程第2、会期の決定を議題とします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日から6月30日までの24日間としたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、会期は24日間と決定しました。 会期中の会議予定については、お手元の会期日程表のとおりですので御了承願います。----------------------------------- ○議長(青山耕三) 日程第3、諸般の報告を議題とします。 議長から報告をします。 5月25日に東京国際フォーラムで開催されました第98回全国市議会議長会定期総会に私が出席しましたので報告します。また、同総会及び書面開催となった第105回東海市議会議長会定期総会において、白井えり子議員が25年以上市議会議員の要職にある者として表彰されましたので報告いたします。 なお、各総会の資料は、議会事務局に備えてありますので閲覧願います。 次に、私、青山耕三が、5月27日付で、議会広報特別委員会委員の辞任願を副議長へ提出し、許可されました。 ついては、委員会条例第8条1項ただし書の規定に基づき、武田治敏議員を同日付で議会広報特別委員会委員に指名しましたので報告します。 次に、市長から、尾張土地開発公社の経営状況についての報告が本職にありましたので、資料をお手元に配付させていただきました。 次に、監査委員から、令和4年4月分の例月出納検査結果の報告が本職にありました。 なお、詳細資料は、議会事務局に備えてありますので閲覧願います。 次に、陳情の取扱いについて報告します。 陳情第2号、最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の提出を求める陳情、陳情第3号、公契約事業従事者の適正賃金と安定雇用を確保する公契約法の制定を求める意見書の提出を求める陳情、陳情第4号、直ちに1日8時間働けば人間らしく暮らせる社会を実現するとともに、1日7時間労働制をめざすことを求める意見書の提出を求める陳情、陳情第5号、住民の安全・安心を支える行政サービス体制・機能の充実を求める意見書の提出を求める陳情、陳情第6号、地方財政の拡充を求める意見書の提出を求める陳情、陳情第7号、福祉職員や保育で働く職員の人材定着・確保のための職員配置基準と報酬・公定価格を抜本的に改善し、離職しない福祉・保育職場の実現を求める意見書の提出を求める陳情、陳情第8号、消費税5%への引き下げと大企業や富裕層への適正な課税、インボイス制度の中止を求める意見書の提出を求める陳情、陳情第9号、「1年単位の変形労働時間制」導入のための条例制定ではなく、教職員の長時間過密労働解消のための施策を求める意見書の提出を求める陳情は、全議員に写しを配付することとします。 次に、行政報告を行っていただきます。 副市長。     〔副市長 水野隆史登壇〕 ◎水野副市長 それでは、令和4年第2回日進市議会定例会の開催に当たりまして、令和4年第1回定例会以降の行政について、主な事業の概要を御報告申し上げます。 初めに、生活安全部関係でございます。 5月22日に、総合運動公園におきまして、第27回日進市消防操法大会を開催し、米野木分団が優勝いたしました。 新型コロナウイルス感染症の影響により、令和元年以降の開催となりましたが、当日は、議員の皆様方をはじめ、区長並びに関係各位から心温まる応援をいただき、誠にありがとうございました。 なお、優勝した米野木分団につきましては、8月6日に常滑市で開催されます、第67回愛知県消防操法大会に本市の代表として出場いたしますので、市操法大会同様、応援をよろしくお願い申し上げます。 次に、健康福祉部関係でございます。 新型コロナワクチンの5月31日現在の3回目接種済み者接種対象者に対する割合は、65歳以上が1万7,273人、93%、65歳未満が3万6,751人、59.6%でございます。 新型コロナ感染症重症化予防を目的とした4回目接種につきまして、60歳以上の方には接種券一体型予診票を、60歳未満の方には接種対象者の範囲と接種券申込み案内を5月20日以降、順次発送し、市内医療機関での個別接種及び保健センター中央福祉センターでの集団接種を、5月28日から実施しております。 次に、学習教育部関係でございます。 3月20日、21日に、市民会館におきまして、子どものまち事業「とびこめ!!Colorful town」を開催いたしました。 小学校5年生から中学校3年生までの児童・生徒84名が、実行委員として、8月から実行委員会に参加し、準備を行ってまいりました。2日間で483人の来場者があり、子どもたちはそれぞれ、仮想のまちの住民としてお店を運営するなど、貴重な体験をしました。 また、3月20日に、スポーツセンターにおきまして「にっしんスポーツフェスタ~スポーツ祭~」を開催いたしました。当日は、元プロビーチバレー選手によるトークショーパフォーマンスショースポーツ体験会などのイベントを実施いたしました。 続きまして、各組合議会について御報告をいたします。 初めに、尾三衛生組合議会でございます。 令和4年第1回定例会が3月28日に開催され、個人情報保護条例の一部改正、職員の育児休業等に関する条例の一部改正、令和3年度一般会計補正予算(第2号)、令和4年度一般会計予算、愛知県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び愛知県市町村職員退職手当組合規約の変更についての5議案が提案され、いずれも原案のとおり可決されました。 また、令和4年第1回臨時会が5月30日に開催され、職員の給与に関する条例の一部改正についての1議案が提案され、原案のとおり可決されました。 次に、尾三消防組合議会でございます。 令和4年3月定例会は3月28日に開催され、職員の配偶者同行休業に関する条例の制定、消防施設整備等基金条例の制定、職員の育児休業等に関する条例の一部改正、職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正、愛知県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び愛知県市町村職員退職手当組合規約の変更について、令和3年度一般会計補正予算(第3号)、令和4年度一般会計予算監査委員の選任についての8議案が提案され、いずれも原案のとおり可決されました。このほか、専決処分事項について、1件の報告がなされております。 また、令和4年第1回臨時会が5月26日に開催され、職員の給与に関する条例の一部改正、令和4年度一般会計補正予算(第1号)、財産の取得について2件、指定金融機関の指定についての5議案が提案され、いずれも原案のとおり可決されました。 次に、愛知中部水道企業団議会でございます。 令和4年第1回定例会が3月3日に開催され、職員の育児休業等に関する条例の一部改正、愛知県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び愛知県市町村職員退職手当組合規約の変更について、令和4年度水道事業会計予算についての3議案が提案され、いずれも原案のとおり可決されました。 続きまして、令和3年度の情報公開制度及び個人情報保護制度の運用状況に関する報告について並びに令和3年度一般会計予算繰越明許費繰越計算書及び令和3年度下水道事業会計予算繰越計算書につきましては、お手元に配付いたしましたので、御確認のほど、よろしくお願いいたします。 最後に、工事請負契約について御報告いたします。 2月5日から5月21日までの契約金額1,000万円を超える工事請負契約は4件でございます。工事請負契約報告書につきましても、お手元に配付いたしましたので、御確認をお願いいたします。 以上をもちまして、行政報告を終わらせていただきます。 ○議長(青山耕三) 以上で諸般の報告を終わります。----------------------------------- ○議長(青山耕三) 日程第4、所信表明を行っていただきます。 岩田教育長、登壇願います。     〔教育長 岩田憲二登壇〕 ◎岩田教育長 失礼します。この4月より、日進市教育委員会教育長を拝命しました、岩田憲二と申します。 世の中が多様化、複雑化し、多くの課題が山積している現在の時代を考えると、職責の重さを痛感しておりますが、日進市民のため、子どもたちのため粉骨砕身の思いで課題解決に取り組み、この重責を全うする所存です。 市民一人一人が生涯を通じて学び続け、充実した市民生活を送っていただけるよう、市長部局と連携しながら、議会の皆様、市民の皆様と力を合わせて頑張っていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。 本日は、教育長就任に際しまして、この場をお借りして私の思いや考えを述べさせていただきます。久保田前教育長に続き、学校教育出身の教育長として、特に思い入れが強い子どもたちの学び、学校教育を中心にお伝え申し上げます。 誰一人取り残さない教育の推進。 1、生きづらさや不安を感じて苦しんでいる、多様な個性を持つ子どもたちに対して、心の面から、誰一人取り残さない教育を推進し、子どもたちに寄り添う受皿を用意することが急務です。 私は、教員生活39年、うち33年間を日進でお世話になりました。初めて日進に赴任した平成元年、日本の学校は校内暴力の真っただ中でした。今では想像もつきませんが、御多分に漏れず、当時の日進町内も荒れていました。学校に入れば、シンナーの臭いが充満し、授業に出ずにたばこを吸っている生徒もいました。注意をすれば取っ組み合いになり、授業が成立しなかったこともありました。そんな状況の中、ちょっかいをかけられ学校に登校するのが怖いと思う生徒や、心を痛めて出勤できない教員がいました。私の教育の原点は、生徒には、二度とこのような悲しい思いをさせない、教員には、普通の授業を普通に行える学校にしたい、であります。 では、令和4年。今は、落ち着いているのでしょうか。 現在のところ、大きな事件、事故は聞いていません。それは、すなわち、落ち着いた学校なのでしょうか。ひょっとしたら私たち大人が子どもたちのSOSに気づいていないだけなのかもしれません。 多くの人が落ち着いていると感じている今こそ、教育活動をいま一度見直さなければいけないと考えています。 日進市では、荒れが表面化している学校はありませんが、その反面不登校の子どもや、悩みや不安、心に闇を抱え苦しんでいる子どもが増えてきています。他人の言動が気になったり、人の言葉が原因で生きづらさを感じたりすることで、他人と関わることが怖くなり、人を避け、ゲームやスマートフォンの世界に入り込み過ぎて、自分の部屋に閉じ籠もってしまう子どもたちが増えています。 一般的に普通と言われる子どもでさえ、外で活動的に遊ぶ姿を見かけなくなりました。登校する姿にも活力がなく、挨拶をしても無反応で、生気を感じられない子どもが増えてきているのも気になります。今、子どもたちエネルギーが外に向かった荒れの時代から、エネルギーが内に向かった不登校の時代、心に闇を抱えて苦戦する時代に変化してきています。 そんな時代を、落ち着いている、何も起こっていないと勘違いをしていると、子どもたちの内に向かったエネルギーが変質した形で暴発し、昔よりも重大な荒れにつながるのではないかと危惧をしています。 子どもたちは愛情に飢え、自分の居場所を探し求めていることは昔も今も変わらないと思っています。昔に比べれば、居場所の選択肢は増えてきているものの、まだまだ不十分です。時代は豊かになったと言われていますが、愛情が行き届いていることとイコールではありません。逆に豊かさの中で不安を感じ、自己肯定感の低い子どもや大人が多くいるのも事実です。 生きづらさや不安を感じている子どもたち自己肯定感の低い子どもたちに対しては、きめ細かく寄り添った対応のできる、ハートフレンドのような場が必要不可欠です。まだまだ、交通の便など様々な理由で通うことをちゅうちょしている子どももいます。何とか救わなければいけません。 2、学校には来ることができても、何らかの理由で学習に対して意欲が低下したり、無気力になったりしている子どもに対して、生活面、学習面から、誰一人取り残さない教育を進めていきたいと考えています。 こうした子どもたちの多くは、様々な支援がある中でも、既に小学校時代から授業内容が分からないまま黙って座り、授業を受け続けていたのだろうと想像されます。その子どもたちが中学生になったら、それまでにも増してその場にいづらくなったり、教室が息苦しくなったりすることは簡単に予測できます。授業を受けながら、何を説明しているのか分からないといった状況が毎日ずっと続くのは、本人にも、私たちにとっても、大変つらいことです。 私も高等学校時代に授業についていけなくなった経験があります。かつては、授業が分からなければ、まずどうやって時間をつぶそうかと考え、ノートを取るふりをして授業時間をやり過ごします。それに飽きてくると友達にちょっかいをかけたり、眠ったりし始めます。そこで教員が注意をすると、よく衝突し、暴力行為が起きていました。 しかし、今の子どもたちは、授業中はよい子を演じている一方、提出物を出さないとか、教科書など授業の用意さえ持ってこないといった行動でその不満を表現します。そのような子どもを、絶対に出さない努力を続けながら、学校現場では次の手を打っていこうと考えています。 私の父親も教員でありました。父は、特別支援教育一筋で頑張っていました。私が子どもの頃、自分の家に訪問してくる聾学校の生徒さんと父親が、手話を使って話をしている、そんな日常で育ちました。私自身も、教員生活4年目に特別支援学級を任され、指導方法など無我夢中で勉強しながら担任をしていました。あるとき、特別支援学級に通う生徒の保護者に言われた言葉が、今でも私の心に大きく響いています。 私たちは、自分の子どもが少しほかの子どもと違うと感じてから、それを治してもらえると言われる病院は、日本中全て回りました。本という本は、全て読みました。先生の一生懸命な姿には心から感謝しますが、私たちは、義務教育が終わっても、一生この子と付き合っていかなくてはいけません。特別支援学校という選択肢もありますが、地元の友達の中で、一人でも多く、大人になってからもこの子に関わってほしいのです。それでも私たちはこの子よりも先に死ねないのです。だから、目先の漢字や計算ではなく地元の子どもたちとたくさん関わらせてくださいねという切実な声でした。 生活や学習に適応することが苦手な子どもたちに対して十分な通級指導を行うために、また、特別支援教育についても、子どもたちが地元の小中学校で個別の指導を受けられるよう、その支援のために必要な体制の強化を図っていきます。 誰一人取り残されない社会の実現へ。 3、学校で普通に生活している子どもたちの中には、LGBTQのような性的マイノリティーと言われる子どもたちや、そのことに気づいていない子どももいます。多様性を理解し、人との違いに関しても皆が普通、当たり前と思える社会にしていく必要があります。 私は、日進中学校の校長時代、体育大会の開会式にセーラー服のスカートをはいて臨みました。それは、生徒から女の子でもズボンをはきたいという声が出てきていたからです。男性である私がスカートをはくことで、全校の生徒が性的マイノリティーなどの人権について考え、話し合うきっかけになればとの思いからでした。来賓や保護者の方々はびっくりされたようですが、生徒らは、日頃から多少なりとも性的マイノリティーへの理解が進み、私の人となりも知っているので、笑い声も起きませんでした。生徒にとっては普通であり、当たり前の事象だったのです。 今年度、近隣市である長久手市や豊明市の中学校が、ブレザー制服を導入しました。本市でも、多様性の時代に対応した制服の実現に向けて、現在、日進市中学校制服検討委員会において、子ども、学校現場、保護者などの意見を取り入れながら話合いを進めています。多様性の時代を生きる子どもたちを幸せにするためには、子どもの時代から多様な選択肢を用意することが大切であり、多様な考えを尊重できる学びを進めることが重要だと考えています。 4、子どもたちも生きづらさに苦しんでいますが、現代の問題はそこにとどまりません。保護者も苦しんでいます。少子高齢化、核家族化などが原因で子育てに悩み、相談する相手がいないため、子育て世代が孤立する傾向にあると考えています。 現在、私には3歳と5歳の孫がいます。娘の家庭は共働きで帰りは遅く、保育園にお世話になっています。じいじである私やばあばである妻も、よく子育てに駆り出されます。現代は、働きながら親一人で子育てするのは難しい時代なのです。若い子育て世代が、悩みを抱え苦しむ様子を現在進行形で見ていると、既に社会全体で支えていかなくてはいけない時代に入っていることを実感しています。 私が指導主事時代に、スクールソーシャルワーカーを学校現場に導入しました。今では、各中学校区に1名が配置され、学校現場の教員、スクールカウンセラー、心の教室相談員と協力して、子どもたちや保護者に寄り添い、専門機関と連携を取りながら支援をしています。 教員は、教員の多忙化解消、働き方改革の中、子どもたちに寄り添おうと一生懸命頑張っています。しかし、子どもたちや保護者の皆さんに十分な支援ができているのかと問われると、支援が十分に行き届いていない子どもたちや悩みを抱え苦しんでいる保護者がいるのも事実です。何とか教員の働き方改革を進めながら学校支援体制を充実したいと考えています。学校現場を助けるには、教職員等の増員が必要であり、国、県に働きかける努力は続けながらも、市教育委員会としても対応を考えていきます。 また、学校を取り巻くこれからの時代には、地域学校協働活動を活発化させることが重要です。学校現場や専門機関、地域、家庭、民間企業などと連携し、地域ぐるみで子どもたちの成長を支援できる教育を実現するために、地域学校協働本部を充実させ、誰一人取り残されない社会につなげていきたいと考えています。 生涯学び続けるための力を得るために。 5、愛知県教育委員会が検討を進めている県立高等学校の附属中学校併設による6年間の中高一貫教育制度の導入を参考に、特色ある新しい学習の在り方を研究するとともに、施設改修の課題の解決にもつながる可能性についても考えていきます。 昭和の時代に建設が進められた本校舎を含めた施設が、改修の時期を迎えています。全国的には少子化で学校の廃校や統合が進められていますが、本市は開発が進み、しばらくは子どもたちの増加傾向が続きます。必要な施設の改修を行いながら、今後の児童・生徒数を見極め、学区を見直して学校間の学級数の偏りをなくすことで対応するのか、校舎を増設するのか、分離新設校を建てなければならないのかを考え、良好な教育環境の整備に取り組んでいきます。 また、将来の少子化を見据え、学校施設を有効活用した生涯学習活動の推進につなげることが可能と考えており、あらゆる視点で調査・研究を行っていきます。 さらに、給食センターの計画的な改修、適切な修繕を進めることはもとより、給食の作り手や、農業者、畜産業者のことを思いやる心を醸成し、そうした仕事への理解を深める食育も充実させていきます。子どもたちが学びながら、ありがたみを持って楽しく食べることのできる給食を、安全・安心を第一に提供していきたいと考えています。 6、義務教育が終わってからでも、社会に出てからでも、地元日進市において学び成長することができる。そして、日進市に根を下ろし、社会の役に立つ、そんな教育を展開するために、組織改編を含めた体制強化を図りたいと考えています。 私が、社会教育主事として教育委員会に在籍していた平成12、13年度の2年間で、日進市生涯学習4Wプランを作成し、現在の第5次日進市生涯学習4Wプランに至っています。人生は、生涯学習です。いつでも、どこでも、誰でも、何でも学習し続け、社会に役立ちながら豊かな人生を健康で送る、そんな日進市を目指していきたいと考えています。 ともすると、学校現場では、見える学力と言われる、テストの点数や通知表の評定などが重要であると勘違いする傾向があります。しかし、皆さんも実感されているように、幾ら点数がよくても、一般的によい学校と言われる高校、大学を卒業しても健康を損なったり、心が病んでしまったりしては元も子もありません。それよりも、見えない学力と言われている力こそが重要です。一生涯学習し続けられるやる気、失敗しても立ち上がる力、苦しいときに諦めない心、お互いの力を合わせる協調力などを身につければ、何歳になってからでも学習は始められるのです。 その見えない学力は、知徳体の相互関係から生まれてくると考えています。そして、いざというときの底力につながるのです。見えない学力をつけ始めるのに、もう遅いということはありません。教えられるという受け身的な学びの段階を卒業し、自ら学ぶ、学びたいという自発的な学びを後押ししたいと考えています。そうした、自ら学ぶ、学びたいを実現するための生涯学習環境を、今まで以上に整えていきたいと考えています。 学びの最終目標は、知識の習得ではないと考えています。得た知識を知恵に成長させ、日常生活での行動、実践にまで昇華させ、人生の中で自己実現を図ることが大切です。地域の資源、土地、施設などを有効活用しながら、人材も有効活用し、市民参画の形で行政の関係部局が協力し合って、自分たちのまちをつくり出していくこと、これがすなわち生涯学習なのだと考えています。市民の皆さんが現代社会の問題を自らの問題として主体的に捉え、人類が将来の世代にわたり恵み豊かな生活を確保できるよう、持続可能な社会のつくり手を育むESDに取り組んでいきます。 7、現在、学校現場は働き方改革が進む中、部活動の在り方が問われています。部活動は、今までの日本の教育文化でもありました。その教育的効果は、私が言うまでもありません。しかし、朝練習、俗に言う朝練は、指導者側から見れば勤務時間外労働です。日没が遅い時期には、放課後に行う部活動の終了時間が勤務時間外に入ることも多々あります。部活動をしたくて教員になった私は、家庭を顧みず、朝は7時前から朝練し、土曜日、日曜日もなく部活動をしていました。 先ほど述べました子育て世代が孤立している現状を見ていると、自分の家庭を顧みず部活動に専念していた自分自身を恥ずかしく思いますし、それでも我慢して子育てをしていた妻には、感謝の気持ちでいっぱいです。よそ様の子どもは育てられたかもしれませんが、自分の子どもは育てなくていいのかと、天からお叱りの声が聞こえてきそうです。 そこで、現行の法律を守りながら日本の教育文化である学校部活動を継続するためには、部活動の在り方を改めなければいけません。 文部科学省は、休日の学校部活動の地域移行について、令和3年度以降に計画を明らかにし、令和4年度に調査、令和5年度既に活動している地域団体での受入れを開始、令和6年度本格推進を目指しています。今、日本の教育は大きく変わろうとしています。生涯学び続ける大人が、未来に生きる子どもたちに関わることのできる未来型の部活動、地域スポーツクラブを模索し、実現していきたいと考えています。 8、デジタル機器の発達により、私たちは多くの利便を享受する一方、デジタル機器に依存し、人生を豊かに生きていく上で必要な時間を取られ過ぎています。そんな中、人として社会の役に立ち、自己実現をするためには、何が大切なのかと問い続けながら、生涯学習の学びを模索していきたいと考えています。 今、スマートフォンなどが原因で、人類の10人に1人が、うつなどの精神疾患を抱えていると言われています。また、デジタル機器に時間を取られ、読書離れが進んでいるとも言われています。 GIGAスクール構想の考えの根底にもあるように、現代はコンピューターなどのデジタル機器なくしては、多くの仕事は成り立ちません。10年後には、AIが人の仕事の半分に取って代わる時代になるとも言われていますが、これからの時代も変わることなく、自分の人生は自分で歩んでいくしかありません。AIに使われるのではなく、AIなどのコンピューターを上手に使いこなすことのできる柔軟な頭脳が必要です。柔軟な頭脳は、自らの実体験や読書などによる疑似体験の多さから生まれると言われています。そこで、SNSやゲームに依存し、振り回されることなく、上手に付き合いながら時間的なバランスを取り、読書などで柔軟な頭脳を養うことが大切です。 これは、子どもたちに伝えるべきことの一つですが、我々大人たちにもいえることでもあります。どこの世界でも、すばらしい頭脳を持ちながらも、それを発揮できずに心を病む人が増えてきています。画面からの光のない書籍は、心を落ち着かせる効果があります。そして、生まれつき持っている無限の才能を生かすためには、知能面、体力面だけではなく、読書などによってそのバランスを上手に取ることのできる柔軟な頭脳を獲得し、疑似体験を数多く積むことが欠かせません。 そのための支援の一つとして、デジタル機器を上手に活用することにより、便利で魅力ある図書館の機能を充実させながら、読書の魅力を引き出したいと考えています。まずは、市立図書館と学校との図書資料の共有化を図ることで、より新しい時代に対応した本や、自分自身に適した人生を豊かにしてくれるような本を、手にすることができるようになると考えています。また、子どもたちの授業や読書活動における環境の充実化も進めていきたいと考えています。 教育は人なりと言います。私は、目先の評価や点数にとらわれない、見えない学力の習得を重視した人づくりの教育を展開していきたいと考えています。 結び。 今まで出会ってきたすばらしい子どもたち。誰もがすばらしい可能性、才能を持って生まれてきています。その将来に大きな影響を及ぼす大人。我々大人は、今どきの若い者は、今どきの子どもたちはと口で言いながら、自分自身の行動に責任を持って行動しているのでしょうか。自分たちがしていないことを、何々しなさいと言っていないでしょうか。自分たちが子ども時代に、自分の子ども以外にも愛情を持って叱ってくれた近所のおじさん、おばさんたちのように、自分の子ども以外にも声をかけているでしょうか。 いつの時代も子どもたちは親の鏡。いや、大人の鏡です。交通安全指導で交差点や横断歩道に立っていると、子どもたちが通学しているにもかかわらず、子どもたちの横をわざとエンジンを吹かし、さらにスピードを出す大人がいます。その中には交通指導の人に、どうして止めるんだ、どうしてそこに立っているんだと暴言を吐く、そんな大人さえいます。そんな大人の姿を子どもたちはどう見ているのでしょうか。御想像のとおり、子どもたちは、あんな大人になりたくない、大人になってよと言っています。何をやっているんだと、他人やよそのせいにするのではなく、まず、自分自身の行動を振り返ることができる大人でありたいと思います。社会の大人一人一人が、将来大人になる子どもたちの目を意識して、大人がお手本となる社会を目指したいものです。 名古屋生まれの作家、城山三郎が第5代国鉄総裁石田禮助の生涯を描いた著書のタイトルであり、石田による所信表明演説の言葉、粗にして野だが卑ではない、に共感するところがあります。私も粗雑で野蛮ですが、卑怯、卑劣なことはいたしません。地域や現場の声に耳を傾け、私心を持たず、開かれた教育委員会、開かれた学校を目指して、正義感を持って様々な施策を堅実に実行、実践していくことをお誓い申し上げて、所信とさせていただきます。 日進市民や未来に生きる子どもたちのために、共に頑張りましょう。 御清聴ありがとうございました。 ○議長(青山耕三) 以上で所信表明を終わります。----------------------------------- ○議長(青山耕三) 日程第5、議案第38号、日進市税条例及び日進市税条例の一部を改正する条例の一部改正についてから議案第44号、工事請負契約の締結について(西小学校始め9校/特別教室等空調設備設置工事)までを一括議題とします。 各議案は、お手元に配付したとおりです。 各議案について、提案説明を求めます。 説明者、最初に、市長。     〔市長 近藤裕貴登壇〕 ◎近藤市長 議長の御指名がございましたので、提案させていただきました議案第38号から議案第44号までにつきまして、議案の概要を御説明申し上げます。 初めに、議案第38号につきましては、地方税法の一部改正に伴い、日進市税条例及び日進市税条例の一部を改正する条例の一部を改正しようとするものでございます。 次に、議案第39号につきましては、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律の一部改正に伴い、日進市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正しようとするものでございます。 次に、議案第40号につきましては、旧市川家住宅に指定管理者制度を導入するため、日進市旧市川家住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正しようとするものでございます。 次に、議案第41号につきましては、令和4年度日進市一般会計補正予算(第4号)について承認をお願いするもので、歳入歳出にそれぞれ6億1,756万1,000円を追加いたしまして、予算総額を291億305万3,000円にしようとするものでございます。 次に、議案第42号につきましては、令和4年度日進市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について承認をお願いするもので、歳入歳出にそれぞれ40万円を増額いたしまして、予算総額を65億3,946万4,000円にしようとするものでございます。 次に、議案第43号につきましては、令和4年度日進市下水道事業会計補正予算(第1号)について承認をお願いするもので、今回の補正は、収益的収支及び資本的収支の支出の合計に938万4,000円を増額いたしまして、支出総額を33億1,650万6,000円にしようとするものでございます。 次に、議案第44号につきましては、市内9小学校の特別教室等において空調を設置するものであり、契約金額は2億3,518万8,800円で、契約の相手方は株式会社カケン日進支店でございます。 以上をもちまして、説明とさせていただきます。 なお、詳細につきましては、所管部長より説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(青山耕三) 次に、総務部長。 ◎石川総務部長 初めに、議案第38号、日進市税条例及び日進市税条例の一部を改正する条例の一部改正についての主な改正内容について御説明申し上げます。 個人市民税につきましては、住宅借入金等特別税額控除の適用に係る入居を令和7年までとし、控除期間13年に合わせまして、控除期限を令和20年度までに延長するものでございます。 また、固定資産税につきましては、DV被害者等の申出を行った旨の登記所からの通知に基づき、固定資産税台帳記載事項証明書等に住所に代わる事項を記載するものと改めるものでございます。 施行期日につきましては、令和5年1月1日でございます。 ○議長(青山耕三) 次に、生活安全部長
    ◎杉田生活安全部長 続きまして、議案第39号、日進市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について御説明申し上げます。 改正内容といたしましては、株式会社日本政策金融公庫などが行う恩給・共済年金担保融資の廃止に伴い、権利を規定する、第3条第2項から、ただし書部分を削除するものです。 なお、施行期日につきましては、公布の日から施行するものでございます。 ○議長(青山耕三) 次に、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 続きまして、議案第40号、日進市旧市川家住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。 内容としましては、旧市川家住宅の休館日を他の文化施設と統一するため週3日から週1日に減らし、開館時間を1時間延長するもの、及び指定管理者による管理及び管理を行わせる業務の範囲を規定するものでございます。 なお、施行期日につきましては、令和5年4月1日とするものでございます。 ○議長(青山耕三) 次に、総務部長。 ◎石川総務部長 続きまして、議案第41号、令和4年度日進市一般会計補正予算(第4号)について、増額します6億1,756万1,000円の内容について、御説明申し上げます。 予算書第1表に基づき、主な概要について説明させていただきます。 初めに歳入、15款国庫支出金は2億4,148万円の増額で、主に、学校施設環境改善交付金と新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金となります。 16款県支出金は91万円の増額で、県道整備に係る負担金とがん患者アピアランスケア支援補助金となります。 19款繰入金は3億1,375万3,000円の増額で、歳出一般財源に充当する財政調整基金繰入金となります。 21款諸収入は6,141万8,000円の増額で、主に日進美化センター解体費に係る東郷町の負担金となります。 次に、歳出となります。 1款議会費は126万5,000円の減額で、議員の期末手当減額に伴う調整分となります。 3款民生費は3億231万1,000円の増額で、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した、国の給付金対象の拡大や、給付金の上乗せをする市独自の給付、にっしんくらし応援給付金及びにっしん子育て世帯応援給付金を支給するための経費となります。 4款衛生費は1億6,543万5,000円の増額で、日進美化センター既存施設解体に伴う撤去工事費等になります。 7款商工費は5,653万4,000円の増額で、飲食店支援としてキャッシュレス決済ポイント還元事業に係る経費となります。 8款土木費は4,150万2,000円の増額で、区画整理組合への補助金及び下水道事業会計への繰出金等となります。 9款消防費は880万円の増額で、防火水槽撤去工事費となります。 10款教育費は4,424万4,000円の増額で、主なものとしましては、物価高騰に伴う給食費の保護者負担を増やさないために、食材費の上昇分を補填するもので、3款民生費の保育所費も同様の経費を計上しているところでございます。 次に、第2表継続費でございます。 4款衛生費の日進美化センター既存施設解体事業を令和4年度と令和5年度に対して設定するものとなっております。 ○議長(青山耕三) 次に、健康福祉部長。 ◎川本健康福祉部長 次に、議案第42号、令和4年度日進市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてでございます。 第1表歳入歳出予算補正につきまして、御説明させていただきます。 最初に歳入では、2款県支出金40万円の増額となります。 これは、傷病手当金支給に係る財源となる特別交付金の増額によるものでございます。 次に、歳出では、2款保険給付費は40万円の増額となっております。これは、傷病手当金の支給が令和4年4月以降についても継続となったため計上するものでございます。 ○議長(青山耕三) 次に、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 次に、議案第43号、令和4年度日進市下水道事業会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 今回の補正は、収益的収支及び資本的収支の支出の合計に938万4,000円を増額いたしまして、支出総額を33億1,650万6,000円にしようとするものでございます。 それでは、主な内容につきまして、御説明させていただきます。 第3条資本的収入及び支出の補正でございますが、資本的収入は938万4,000円の増額となっておりますが、これは企業債を1,090万円減額、他会計補助金を3,608万4,000円増額、国庫補助金を1,580万円減額することによるものでございます。 資本的支出は938万4,000円の増額となっておりますが、これは管路建設費を4,710万円増額、処理場建設改良費を2,900万円減額、企業債償還金を871万6,000円減額することによるものでございます。 次に、第6条債務負担行為でございますが、これは処理場老朽化施設更新業務委託事業を令和5年度に設定するものでございます。 ○議長(青山耕三) 次に、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 次に、議案第44号、工事請負契約の締結について御説明申し上げます。 この工事請負契約は、市内9小学校の特別教室などに空調を設置するものでございます。 空調の設置室数及び設置台数は、9校合わせて59室、97台でございます。 契約金額は2億3,518万8,800円で、履行期間は令和4年7月7日から令和5年3月10日まででございます。 契約の相手方は、株式会社カケン日進支店で、契約の方法は一般競争入札でございます。 以上で説明とさせていただきます。 ○議長(青山耕三) 以上で提案説明を終わります。----------------------------------- ○議長(青山耕三) 日程第6、議案第45号、日進市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題とします。 議案は、お手元に配付したとおりです。 議案について、提案説明を求めます。 説明者、市長。     〔市長 近藤裕貴登壇〕 ◎近藤市長 議長の御指名がございましたので、提案させていただきました議案第45号、日進市固定資産評価審査委員会委員の選任につきまして、議案の概要を御説明申し上げます。 固定資産評価審査委員会の委員の井上裕介氏の任期が令和4年8月20日をもちまして満了となることから、固定資産の評価に関し高い識見を有する同氏を引き続き委員として選任したいので、地方税法第423条第3項の規定に基づき、議会の同意を求めるものでございます。 御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。 ○議長(青山耕三) 以上で説明を終わります。 これより議案質疑に入ります。 議案第45号について質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、これにて議案第45号に対する質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっています議案第45号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、議案第45号については、委員会付託を省略することに決しました。 これより議案第45号、日進市固定資産評価審査委員会委員の選任についての討論に入ります。 最初に、反対論の発言を許します。(なし) 次に、賛成論の発言を許します。(なし) 討論なきものと認め、これにて議案第45号に対する討論を終結します。 これより議案第45号を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第45号、日進市固定資産評価審査委員会委員の選任については、原案のとおり可決同意されました。----------------------------------- ○議長(青山耕三) 日程第7、請願第1号、核兵器禁止条約に日本政府の署名・批准を求める請願書を議題とします。 請願文書表は、お手元に配付したとおりです。 請願第1号の委員会付託を行います。 請願第1号は、市民建設委員会に付託します。 付託を受けた市民建設委員会は、会期日程により委員会を開いていただき、請願の審査をお願いします。----------------------------------- ○議長(青山耕三) 以上で本日の日程は全部終了しました。 来る6月10日は午前9時30分から本会議を開きます。 本日はこれにて散会します。     午前10時34分 散会...